強迫観念が強くなっていたのに、初めて一人でできたこと。

発達障害

 

学校に行けなくなってからの息子は、いつにも増して強迫観念が強くなっていました。

一番強くなってしまったのは、潔癖です。

 

以前からも汚い場所は苦手でした。
誰でも汚いところは嫌いですが、その度合いが今の息子は特に、人よりとても大きいです。

 

不登校になり、強迫観念が強くなってしまった

学校のトイレは以前からものすごく苦手。

不登校になる前までは、本当に極限にならないとトイレに行くことはありませんでした。

 

トイレは汚いのほかにも「暗い」「怖い」「圧迫感」・・・息子にとって苦手な部分が多いのです。

家でもいまだにドアをしっかり閉めることができず、いつも5ミリくらい開けたまま用を足します。

トイレという空間そのものに、不安感が強いのです。

 

最近は自分が汚いと思う場所に、ものすごく拒否感を示すようになってしまいました。

安心できるはずの家のトイレや部屋でさえ、ちょっとでも汚いと感じると吐き気をもよおして嗚咽する・・・。

 

だから毎日の掃除は必須です。
今までも毎日掃除はしていたけど、今まで以上に掃除は念入りにしなければなりません。

今のところ私の中で苦にはなっていないから、そこが幸いです。

家でも場合によっては吐き気をもよおすから、外となるとなおさら症状が出ます。

どこかで食事をしようと行った飲食店やフードコートで、テーブルや床が汚いと感じてしまうと、もうそこで「オエッ」と吐き気が。

 

幸い吐き気はあっても実際に吐いてしまうことはありません。
でも吐き気をもよおしたときはものすごくハラハラしてしまいます。

念のためのエチケット袋は必須です。

 

公共のトイレはずっと一人で行くことができませんでした。

行きたくなったら、夫がいる場合は男子トイレに一緒に行ってもらい、いないときは私と一緒に多目的トイレに入っています。

 

子供が小さければ、男の子が女子トイレに入っても違和感はないかもしれないけど。

息子は年齢以上に見られること、自我が芽生えてきた息子の気持ちを考えて、多目的トイレに入るようにしています。

銭湯で何歳から異性と一緒に入らないか、というのと同じ感覚ですね。

強迫観念の強さから、公共のトイレも汚いところは入ることすらできません。

でもトイレのことは気になるようで・・・行く先々でトイレの場所を確認します。

 

初めて一人で公共のトイレに入れた!

昨日は上京した娘が久しぶりに帰ってくるので迎えに行きました。
そこでの帰り道、びっくりすることが。

 

娘がトイレに行くというので、荷物を持って二人で待っていました。
すると「トイレに行きたい」と息子が。

近くに多目的トイレもなく、荷物を置いてトイレに行くわけにもいかず。
娘が戻るまで待つことにしました。

 

ところが、息子はガマンできない様子。
どうしよう?と焦ってきました。

正直息子はパニックになるんじゃないかとさえ思ってしまいました。

すると突然、「一人で男子トイレに入ってみる」と。
よっぽどひっ迫していたのかもしれません。

 

そして意を決して、一人でトイレへ入って行きました。
最初は「やっぱりムリ」と言って何度か戻ってきて。

「個室に入っても大丈夫だよ」と伝えたら、また入っていきました。
(個室に入るのは、体幹が弱いため立って用を足すことがまだできないからです)

 

ハラハラしながら待っていると、「できた!できた!」と言いながら戻ってきました。
本当にびっくりです。

息子はできたことに興奮した様子。
「手は洗った?」と聞くと「あ!忘れてた!」とまた一人でトイレに入っていきます。

 

トイレからハンドドライヤーの音が聞こえて、「あ、洗えたんだ!」とわかって。
息子はものすごく達成感のある凛々しい顔で戻ってきました。

 

不登校になってから、情緒不安定だったり強迫観念が強くなっていたりしたから、なるべく負担なく過ごそうと私はすごく気を張っていました。

だからトイレも普段通りでいいやと思っていたのに・・・。

息子の突然の行動に驚いたと同時に、すごく嬉しそうな顔が私も嬉しかったです。

これはもしかしたら、大好きな電車に乗れて大好きな飛行機を見て、大好きな娘に会えたという「楽しいこと」がたくさんあったからなのかもしれません。

 

楽しいことが刺激になって、ちょっと克服できたのかなと。

もしかしたら、たまたまだったのかもしれません。

だから期待せず長い目で、無理強いは絶対せずに息子の意思を尊重しようと思います。

 

小さなことかもしれないけど、色んなことに共通していると思っています。

「辛いこと苦しいことよりも、楽しいこと嬉しいことをベースに」

そうすれば、苦手なことを少しずつでもカバーしていけるのかもしれません。

 

学校もそういう場所であって欲しいです。

子供たちにとって学校が楽しい場所で、心から楽しんでいることが、結果的に先生や学校にも良い刺激となるのではないでしょうか。

先生、子供の負担が減ることを切に願います。

 

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